Macのメンテナンスはホコリ除去から！夏が来る前に！
機械全ての大敵は「熱」！！
Macに限らずデジタル機器は常に性能を上げるために進化をしています。その進化を妨げるのは何と言っても「熱」なんです。性能を上げれば熱の発生が増大します。その熱を効率よく排出するのが「冷却ファン（扇風機）」です。
この冷却ファンは空気と一緒に室内のホコリも一緒に吸入します。そして排出されなくなったホコリはそのままMacに留まりいつのまにかMacの内部はホコリが積もり左の写真の様になります。
そして排出されなくなったホコリはファンの回転も鈍らせ、排出できなくなった熱はMacを熱で壊すのです。
特にiMac/MacbookProは注意！！
2012年までのiMacは「下から空気を吸って上部背面へ排出する」構造になっています。iMacの液晶上部を触るととても熱いと思った事ありますよね？図の通り、全ての熱は上部背面に排出されるので自然と熱が蓄積されます。
新品当時でも発熱がすごいiMacはホコリが溜まる事で逃げ場のない熱であっという間にiMacを不調にさせます。
1.パソコンの脳であるCPUの熱を冷却する「ヒートシンク（銀色）」です。全てのパソコンに付いています。
2.Macのいろんなパーツに電気を送る電源ユニット。
3.データを貯めるハードディスク
4.パソコンに映像を写す為に必要な絵描き担当「GPU」を冷やすヒートシンク。
iMacと違ってMacbookは薄い筐体の中にハイパワーを詰め込んでいます。AppleはWindowsにはできない様な効率のいい冷却システムを作り出しました。
両サイドのスリット（空洞）から空気を取り込み、二つの冷却ファンで空気を排出し高性能なMacbookの熱対策を施しました。
ただし、ホコリが全くない状態での話です。
中央に炎のマークがありますが、ここが熱の発生源です。
ホコリが冷却効率を下げれば高性能なMacbookの性能は低下し、あっという間に熱暴走から故障へと繋がります。
またスリットが空いているので布団の上で使うとスリットが布団で塞がれ故障します。
Macの不調は内部から！ソフトのメンテは2番目！
iMacはとっても発熱する機種のひとつです。ホコリでMacが復帰できなくなる前に、二年に一回は内部清掃をオススメします。
Macが不調になる原因はいっぱいありますが、当社ではMacを分解する時には必ずMac内部を清掃してパーツ取り替えを行います。
ぜひスタッフと一緒に内部を確認してください。きっと驚くはずです。
夏が来る前にMac内部を清掃して欲しい理由は、Macの修理費が高額なこと。他社比較からすれば努力はしていますがそれでも日頃のメンテナンスさえしていれば防げるかもしれません。
| 液晶（発熱により点灯しなくなります） | 他社/約8万（27インチ） | 当社/6万（27インチ） |
|---|---|---|
| 電源ユニット（高温で故障します） | 他社/5万 | 当社/3万 |
| HDD故障（高温で故障します） | 他社/4万 | 当社/2万〜 |
- Mac内部のハードディスクをSSDに変えたら発熱に効果ありますか？
ハードディスクは熱を意外なほど発生させます。それはデータの読み書きでディスクを高速回転させるモーターの発熱などで普通にiMacを使っていれば50度台と触ると熱いと思う温度まで発熱します。
その点ではSSDはハードディスクより発熱はしません。iMac（2007年〜2012年）は構造上エアフロー（空気の流れ）がとても良く効率的にHDDを冷やします。ただそれでもiMacのHDD故障が多いのは経年劣化（3-5年で故障する）もありますが50度はやはり熱いです。その点でSSDに交換するメリットは7倍速くなる事も、熱対策でも有効です。
しかしiMacの薄型（2013年以降）は構造が変わり、HDDの温度も上がりやすくなっています。特に21.5インチのHDD不良件数が多いのは熱排気が弱くなっている事が原因かもしれません。（HDDの当たり外れもあります）
SSDに交換するのにメリットの方が多い時代になりましたので、パワーアップでもメンテナンス、長期寿命を図るなら交換された方がいいかもしれません。
年一回のメンテナンスに内部清掃を！
年に一回はiMacの内部に留まっているホコリを一層しましょう！iMacの清掃費用は分解、清掃、組み立て全て行って一律11000円（税込）です。
大阪市内であれば出張費無料です。
（2012年以降のiMacは別途専用両面テープ代が必要）
夏が来る前にぜひ清掃しましょう！
修理＆カスタムと一緒に清掃を！
修理やパワーアップ時のカスタマイズの際には必ず内部清掃を行います。その際にかかる清掃代は無料となります。
ご希望でしたら清掃前と清掃後の写真を撮影いたします。
ぜひご確認ください。
