Macのお時間です。
Macの修理やさんなのでMacの修理件数から
「このMacはよく壊れるなー」とかだいたいわかるんですね。
でも検証しても出荷台数が多いiMacはそりゃダントツ修理件数
多くなるのは必然なのですが
出荷台数から見てもよく壊れる部品が特定されているものもあります。
それが
1、PowerMac G4 MDDの電源ユニット
2、MacProのグラフィックボード
です。
その中でも経年劣化からみてもよく耐えたと言えばよく耐えたMDD。
でも修理件数からみてMDDの電源ユニットから壊れるMacも多いです。
ところでMDDってなんやねん?って思った方のために
これです。このMacです。
MDD→ミラード ドライブ ドアーズという略です。
全面の蓋二つありそうなところがミラー(鏡)です。
鏡の蓋が二つあるDVDドライブだよ!って意味です。
PowerMac G4の中で最後の機種です。
この形をしていて電源ボタンを押しても光るだけで起動しないのが
よくある「電源ユニット」の不良です。
そしてこのMacがなぜこんなに修理に来るのか。
それはMacOS9が起動する最後のMacだからです。
いま最新のmacOSは10.13です。
そこから10.13→10.12→10.11→10.10→10.9→10.8→10.7
→10.6→10.5→10.4→10.3→10.2→10.1→10.0→9.2→9.1と
ながーーーーーーーいお付き合いみたいな歴史を数字で表現できます。
この9.2が今でも結構大事なんですね。
9.2はだいたい2000年前後ぐらいの時代です。
この時代にデザイン事務所のために一式高い機材を揃えた方もたくさん
いてるんですね。そのためにこのMDDは復活してもらわなければいけない。
代替えがどんどん少なくなっていくのがMDDの運命なんです。
というわけでMDDは今でも治せたりします。
もし治せなくても代替え機種を在庫として持っていたりするので
データ消えないようにMacを復活させることができます。
代替え機種を使っても電源ユニット交換しても最大で4万円は超えないです。
ぜひご相談ください。